民族

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インド・ヨーロッパ語族(いんど・よーろっぱごぞく)
重要度:★★★
言語分類の1つで、世界で最も広い範囲で使用されている。
ドイツの言語学者アウグスト・シュライヒャーによりさらに細分化され、以下のように分類された。

ゲルマン語派・・・・ドイツ語、英語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、ゴート語、アフリカーンス語、
            フリジア語、フラマン語、フェロー語
ラテン語派・・・・・ フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語、カタルーニャ語、ガリシア語、ロマンシュ語、
            コルシカ語、サルデーニャ語、ワロン語、オック語
スラブ語派・・・・・ ロシア語、チェコ語、ポーランド語、ブルガリア語、ウクライナ語、ベラルーシ語、スロヴェニア語、セルビア語、
            クロアチア語、マケドニア語
バルト語派・・・・・ リトアニア語、ラトヴィア語
ケルト語派・・・・・ アイルランド語、ブルトン語、ウェールズ語、マン島語
インド語派・・・・・ ヒンディー語、サンスクリット語、ウルドゥー語、バーリ語
イラン語派・・・・・ ペルシア語(インド語派とあわせて「インド・イラン語派」とすることもある)
ギリシア語派・・・・単独で語派をなす
アルメニア語派・・単独で語派をなす
アルバニア語派・・単独で語派をなす

ウラル・アルタイ語族(うらる・あるたいごぞく)
重要度:★★
言語分類の1つで、東欧・北欧中心に分布するウラル語族と、北アジア中心に分布するアルタイ語族の総称。
近年ではあまり使われない用語で、ウラル語族とアルタイ語族で分けて用いることが多い。
代表的な言語は以下の通り

ウラル語族・・・・・ ハンガリー語(マジャール語)、フィンランド語、エストニア語、ラップ語(サーミ語)、カレリア語、ネネツ語など
アルタイ語族・・・・モンゴル語、ブリヤート語、ツングース語、満州語、トルコ語、ウズベク語、カザフ語、日本語、朝鮮語、アイヌ語
            (日本語、朝鮮語、アイヌ語を含めるかは学説の分かれるところである)


シナ・チベット語族(しな・ちべっとごぞく)
重要度:★★
言語分類の1つで、中国、台湾、マレー半島、北東インドに分布する。
中国語派諸語とチベット・ビルマ語派諸語に大別される。

シナ語族・・・・・・・ 中国語諸派
チベット語族・・・・・チベット語、ビルマ語など

アフロ・アジア語族(あふろ・あじあごぞく)
重要度:★★
言語分類の1つで、西アジア、北アフリカに分布する。
セム語派とハム語派に大別される。かつては「セム・ハム語族」と表記されたが両言語は特徴を異にする言語で同一視されることを避けるため、現在ではアフロ・アジア語族という名称が用いられている。

セム語派・・・・・・・ アラビア語、ヘブライ語、アムハラ語など
ハム語派・・・・・・・ エジプト語、ソマリ語、ベルベル諸語など


セム・ハム語族(せむ・はむごぞく)
→アフロ・アジア語族

オーストロネシア語族(おーすとろねしあごぞく)
重要度:★★
言語分類の1つで、西はマダガスカル、東はイースター島にまで北はハワイ、南はニュージーランド(原住民マオリ族の言語)まで分布する。
細かな分布地域は台湾(原住民高山族の言語)、マダガスカル、東南アジア島嶼部、ハワイ、南太平洋地域など。
言語数(700以上)も地理的な広がりを見ても世界最大級の語族である。
ただし、オーストラリア原住民アボリジニの言語やパプアニューギニアの言語はここには含まれない。
日本語はアルタイ語族ではなくオーストロネシア語族だという説も強い

オーストロネシア語族・・・・ジャワ語、バリ語、タガログ語(フィリピノ語)、マレー語、チャム語、マラガシ語、
                 ポリネシア諸語(マオリ語、ハワイ語など)、ミクロネシア諸語、メラネシア諸語など











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